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歴史・背景

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ゴムの発見

ゴムの発見の通説は、コロンブスが2回目の新大陸航海の時(1493~1496)に、ハイチ島で原住民の子供たちが樹液から作った黒いボールで遊んでいるところを目撃し帰国後に報告したことと言われています。この時代では現地の人たちは、樹木から出る白い樹液(図1/出典:wikipediaより)をもとに水筒や容器などの簡単な器を作って使用していました。この後、200年余りはあまり利用価値がなく、おもちゃや防水布として使用されるのみでゴムの発展はまだ遠い未来の事でした。

ゴムの加硫方法の発見

原料ゴムにカーボンなど補強材を混合し、さらに硫黄や助剤を加えて加硫すると強靭かつ弾力性を兼ね備えたゴム製品ができあがります。これを「加硫ゴム」と呼び、加硫前のゴムを「未加硫ゴム」と呼びます。ゴムの加硫方法の発見が、現在に至るゴムの需要拡大につながる結果となりました。ゴムの加硫方法は、1839年にアメリカ人のチャールズ・グッドイヤーにより発見されました。発見の諸説はいろいろありますが、研究室で眠ってしまったグッドイヤーのゴム靴に実験で使用していた硫黄がこぼれてしまいました。これがストーブの熱により加熱されてしまい、翌朝目覚めるとゴム靴の弾力性が増大していることに気付きました。このような偶然で、硫黄により硬くなり弾力性を有する加硫ゴムが発見されたのです。更に4年後の1843年に、イギリス人のトーマス・ハンコックが加硫ゴムの本質がゴムと硫黄の化学結合の結果である事を発見し、様々な加硫方法を開発し加硫技術を確立しました。これにより、ゴムは工業用材料として需要が増加していき、ゴム工業が本格的に始まっていくのです。

ゴム工業の発展

当時ゴムは、南米アマゾン川流域のみでしか採取しておらず、希少な物である事から"黒い黄金"と呼ばれ価格が大高騰します。1876年、世界中に植民地を持っていたイギリスはゴムの苗木を移植し、東南アジア各地にてゴムの樹(図2/出典:wikipediaより)を栽培します。こうして、イギリスは長期間にわたり天然ゴムを独占し、生産地として東南アジアが現在のシェアを誇るようになりました。

天然ゴムの栽培

植樹から生産ができるまでおよそ6~7年の歳月が必要天然ゴムの採取期間は約20年およそ1ヘクタール当たり年間1トンの天然ゴムが生産可能