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ウォータージェット加工

ウォータージェット加工とは高圧ポンプで加圧された超高圧水をノズルから噴射し、高速水の噴流の運動エネルギーを利用して切断する加工方法です。

ウォータージェットは水道水の約1400倍もの水圧を持つ超高圧水を小径ノズルから噴射を行います。 また、超高圧水の噴射スピードは音速の3倍にも達し、これらからもウォータージェットが非常に強力な破壊力の有る 切断方法で有る事が分かると思います。

ウォータージェットによる切断が、他の工具やレーザーによる切断と異なる点として 下記の3点が挙げられます。
・切断時に加工物への熱影響がない

・切断によるストレスがない

・素材機能にダメージを与えない

摩擦が限りなく発生しにくいため、熱に影響を受けやすい材料(チタンやCRFPや樹脂やゴムなど)に最適です。またワイヤー放電加工機が苦手とする、電気を通さない材料にも切断が可能です。

ウォータージェット加工には主に2種類あります。

ピュアウォータージェット加工(ウォータージェット加工)

水を超高圧ポンプによって超高圧水を作り出し、その噴流で切断します。 ピュアウォータージェット加工(ウォータージェット加工)は、樹脂やゴムやスポンジ形状などの柔らかい素材に適します。

アブレイシブウォータージェット加工

超高圧ポンプによって作り出された超高圧水にガーネット(ざくろ石からなる研磨剤)を混入させて、 切断能力を強力にした加工方法です。高速流体によって加工された研磨剤と切断材料との間に起こる衝突で、材料を削り取ります。 金属など硬質材に使用される加工方法です。

様々な素材の切断をすることができるウォータージェット加工ですが課題がないわけではありません。 下記に代表的な内容が、挙げられます。


・加工精度が機械加工機と比較して劣る場合がある

・加工コストが高い場合がある

ウォータージェット加工はその用途によって、その特徴を最大限に活用することが重要です。 ゴム加工にはいろいろな方法が有りますが、正確な切断や複雑な形状の切断には、ウォータージェットが最適です。 ウォータージェットは、ほとんどのゴム材料をカットする事が出来ます。

(切断ゴム例)


天然ゴム、クロロプレンゴム、フッ素ゴム等

素材を傷つけない精密な加工方法

ウォータージェットは水圧なので熱影響を与えず、材料に歪みが生じる事も有りません。また、溶け、焦げ、変色の発生等を起こすことなく、ゴムを加工することが可能です。今までの切断方法では歪みが生じ、精度が期待できなかったゴムパッキンなどの精密なカッティング加工にもウォータージェットが活用されています。

環境にもやさしい洗浄が可能

ゴムの金型は数回使用すると離型剤が焼付き、金型表面に薄い酸化膜が形成されます。 この酸化膜は従来溶剤を使用して除去していましたが、環境問題により溶剤の使用が問題となっています。そこで、注目されているのが、ウォータージェットによる洗浄方法です。ウォータージェットによる洗浄は金型にダメージを与えることなく、さらに、「環境にもやさしい洗浄方法」です。ウォータージェット加工は、いろいろな分野や用途で活用や注目をされている加工技術です。